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まず、問診ということをします。これは現在の患者さんの状態を知るために大切なことです。
最後に生理が来た最初の日を思い出しておいてください。閉経している方は、おおよそ何歳頃に閉経したかを思い出してみてください。生理のある方は何日周期で生理が来るのかを考えておいてください。
今までに大きな病気や何か手術を受けたことがあったか、薬でアレルギーが出たことがあるか、現在服用している薬がある方は何という名前の薬を一日に何回、何錠飲んでいるのか教えてください。ご家族に何か病気があるかどうか、それはどんな病気なのか教えてください。
何より、今心配なことはどんなことかをメモにして持って来て頂くのも良いかと思います。初めて会った医者に緊張せずに漏れることがなく心配なことを話すのが難しいのが普通だと思います。
検査は患者さんの心配なことや状態によって異なって来ます。けれども、何故、その検査が必要なのかを分りやすく説明するように気をつけています。ご自分でも何をして欲しいのか、あるいはこれは出来ればしたくないということを言って頂いて良いのです。
出来るだけその中から一番必要で診ておいた方が良い検査を選んで治療が必要かどうかを考えて行きます。
妊娠をしてないことを前提にした場合についてお話ししましょう。
年令によって考えることが変わって来ます。
当然生理が来るはずの年令の方では、生理が来ないのは生活している上では煩わしくなくてよいかもしれません。
けれども、生理というのは女性の体の中でホルモンが上手に働いている結果を表すものなのです。
長い間、生理が来ないということはホルモンの働きのどこかに問題があるということを表していると思ってください。生理が来ないまま長い年月置いておくと、女性の体の色々なことに不具合が生まれてきます。また、長い間、ホルモンのバランスが崩れた状態になっているのを正常に戻してあげることは難しくなったり、時間がかかったりすることが多いのです。
早めに病院に行かれる事をお薦めします。
また、閉経かもしれないとご自分で思っても、場合によっては何らかホルモンの問題があったり、これからの生活をより健康に過ごす為に少し治療をした方が良い場合も少なくありません。
大事なのは、ご自分で判断されたことが正しいかどうかを念のため医者に確認しにいらっしゃることだと思います。
生理以外の出血の原因としては、沢山のことを考えなければいけないと思います。黒っぽい茶色のおりものも、少し前、あるいは量の少ない出血だと思ってください。
出血の原因は、癌ばかりではありませんが、念の為検診を受けることはとても大事なことです。
生理以外の出血を不正出血と呼びますが、不正出血の原因として代表的なものの例を挙げてみます。
子宮の入り口に出来るホルモンの異常によるもの、子宮の入り口に出来るポリープなどのような出来もの、子宮の入り口の周りのただれのようなもの、子宮そのものに出来る筋腫などのような出来もの、子宮の中の膜の変化や異常によって起こるもの、腟の壁の変化や異常によって起こるもの、排卵期に起こるもの。 等々。
何が原因なのかを早く知るために、やはり気が付いたらすぐに病院にいらっしゃることをお薦めします。
更年期というのは生理がなくなる前後の時期のことを言います。新生児期、思春期などと同じようにある時期をさす言葉だと思ってください。
更年期障害というのは、閉経の頃に起こる心身の変化で生活に問題が起こる状態を言います。
更年期の体に起こる変化の代表的なものが、上半身、ことに首から上に突然汗が吹き出てくるような事があります。
年令によって治療の仕方が違ってきますが、原因は女性ホルモンの低下であることがほとんどです。
漢方薬やホルモン剤、安定剤などを使うことによって、より快適に過ごすようにすることが出来ますので医者に相談することも考えてみてください。
閉経の平均年齢は、一般に47~48歳ぐらいだと言われています。
ですから、そろそろ閉経になる可能性が高いのかも知れません。
しかし、閉経というのは、生理が来なくなって1年経ってまったく生理らしきものがない状態をみてから初めて言えることですから、不順だけれども、まだ生理が来る可能性も残っています。
外出先で、久しぶりに生理が来て慌ててしまったという患者さんの経験は結構多いことです。
ぬからず、一応まだ生理が来るかもしれないと思って、常に用意はしておいた方が良いように思います。
今、お幾つの方でしょうか。また、生理の状態はどんなですか?
閉経間際だったり、生理が不順でホルモンのバランスが上手く行っていない場合にこのようなことが起こることは良くあります。
ホルモンの働きを良くするように治療したり、ホルモンを安心なやり方で補充したりするのが1つ。
また、普通に生活するのが難しいような状態ならば、この時期だけ軽い安定剤などの精神的な状態を助ける作用のあるお薬を使うことが良くあります。とても楽になる方が多いようです。
頭痛には色々な原因があるのですが、調べて何か病気から出るものではないと分ってから、状態に応じて頭痛を止める為だけのお薬を使うこともあります。
最近は、飲み薬だけではなく、ある種の頭痛に対しては鼻からスプレーで使う物も出ており、速く効くというものもあります。
更年期かどうかは、まず、今の患者さんの状態がどんなであるのかを伺ってからでないとはっきりお答えするのが難しいように思います。
大分お辛いようですので、是非病院にいらしてください。
痒みはどれくらい続いていますか?あまり長く続いていて、市販の塗り薬で良くならないとしたら、大体1週間以内を目安にして病院にいらしてください。原因がいくつかあるので、これを調べて合う治療をすれば、ほとんどの場合1週間で良くなると思います。
おりものの量は、患者さんの年令、月経周期のいつ頃か(ホルモンの状態)などによってかなり変わることが多いのです。人と比べられないので、ご自分で正常か異常かを判断するのは難しいことの方が多いと思います。
必ずしも性感染症とは限りませんからそんなに心配し過ぎないでください。不快な状態を取るためにも、不安を解消するためにも、思い切って早く診察を受けられるのが一番ですよ。
パートナーが性感染症の疑い、あるいはそう診断された時は、必ず検査を受けましょう。性病の場合はカップルで一緒の時期に治療することがとても大切です。彼の病気についての説明がどのようなものなのか、ちょっと聞いて来てください。その症状や病気の種類によって女性側の検査の種類が変わって来ます。
月経をずらす為には、短期間、治療用のホルモン剤(ピル)を使います。早くから旅行の予定が決まっている方でしたら、生理を早めることも可能で、その方が快適なことが多いのです。
出来れば2ヶ月前ぐらいにいらしてください。
一番最近来た生理がいつから始まったのか思い出しておいてください。もちろん、旅行や、結婚式などの日程も正確に教えてください。
ピルについては最近、低容量ピルというものが皆さんの中でも知られるようになってきましたね。インターネットなどの情報も参考になりますが、怖くなることも大分流れているように思います。是非、専門医を訪ねて相談してください。使い方によると思いますが、沢山の利点のある良い薬なのです。
最近は、産婦人科の心配について、お友達同士で話合われる傾向があるようになっています。良いことだなあ。と思っています。
癌検診は、基本的には性交渉を持つようになったらきちんと受けよう。と思って下さい。若い患者さんの子宮癌も増えています。
まだ、大丈夫と思っていて、妊娠をして初めて受けた子宮癌検診で、問題が見つかってしまうということがあります。
20代というとまだ、癌とは関係のない年令だと考えがちですが、近い将来やちょっと遠い将来の安全のために是非、癌検診を受けてください。ごくごく初期に見つけることが大切なのです。
また、卵巣という女性の身体の為のホルモンを出したり排卵したりする小さな臓器があるのをご存知だと思います。ここに腫れや出来物がないかなどについては年令を問わず大事なことです。一年に一度、安心をする為に。と思って子宮癌だけでなく、一緒に検診を受けることがとても大切だと思います。
診察は嫌でしょうけれども、痛みのある検査ではありません。
痒み、痛みなどの何か症状がありますか?
もし、何も症状がなくて量が多いだけであれば、心配をしなくて良い方がほとんどだと思います。
排卵に伴うホルモンの働きが活発な年代の女性では、
おりものが多いのはおかしなことではありません。
排卵の時期には、ゼリーのようなおりものが沢山出ますし、
月経前後にもおりものの状態が変化します。
けれども、人と比べられないからこそ心配になるおりものの状態、それを機会に産婦人科にいらして下さって、
以後産婦人科の入り口を安心して入ることの出来るものと感じて頂けると良いなあ。と思っていたりします。
女性の貧血の原因は婦人科の異常によることがかなり多いのです。
子宮筋腫や、子宮内膜症などで生理の量が多かったりすると貧血は簡単に起こります。
生理の量も人と比べられないので患者さんが悩まれることの1つのようです。
若年でも生理不順のある方、また、閉経ぐらいの方にはホルモンの以上による様々な異常が出て来ることが多いのです。
コレステロールの異常も代表的なものですし、精神的な症状も多くの方にみられます。
食生活や運動などの生活習慣を考えることが第一で、このご相談にもいらっしゃって頂きたいですし、
ホルモン異常が一体どういうものなのかを調べることも大切です。ホルモンバランスを治すことをします。
精神状態が良くない場合には、一時的にそのためのお薬を使うことが多いのです。
副作用も少なくとても良く効く薬剤が沢山あります。
不安を出来るだけ早く解消して、良い毎日を過ごせるようにしたいものですね。
受け付けのスタッフが、困ってしまう代表的なものが、お電話のご相談です。
どうしても病院には行きにくい。
というお気持ちも初めての方では、当然だと思いますが、
ずっと、かかりつけの患者さんからのご相談でも、
拝見しないでお答えをすることは、患者さんにとって危ないこともあるのです。
不安を早く解消する為には、早くに医者に相談にいらして頂くのが1番です。
医療機関にかかる時に、費用が幾らかがどこにも書いてありませんね。
保険の種類、患者さんの症状、病気の違い、
必要な検査やお薬によって費用は異なるからなのです。
いくらかかかりますか。というご質問の電話は、
受け付けスタッフが頂いて、お答えにつまる数多いご相談です。
メールで症状を伺って、必要な検査の予測がある程度分る医者でも、難しいご相談です。
本当は、その方の状態を拝見しないと分らないという答えが正解なのです。
来院された患者さんには、この検査をした方が良いでしょう。
こんなお薬を出しましょうとお話をします。
その時、費用をお尋ねください。
大体の予測が付くようになります。
お金を持って来ませんでした。
という患者さんには、1番重要なことだけにしたり、検査の時期を変えたり、
ご都合や状態に合わせて考えています。
拝見する時に、実際の症状だけではなく、
社会的状況として、考慮する当然のことで、恥ずかしいことではありません。
実際には、保険証をお持ちで、保険を使える患者さんが、
目の飛び出るような請求をされることは、今の日本の医療機関では起こらないものです。
病気ではなくて、検診を受けたい。
性病のチェックをしたい。
妊娠の検査をしたい。
という方には、保険の適応がありません。
例えてとして、
毎月、美容院でシャンプー、カット、ヘアダイ、トリートメントをする。
よりずっと高い費用にはなりません。
1年に1度、身体の安心の為に健康診断を受けることは大事かな。と思うのです。
如何でしょう。
性病の検診をしてみたい。という患者さんも少なくありません。
医療機関によって、ブライダルチェックなどの名で、セットを組み
3万円、5万円、と言うように明示している所もあります。
ホームページなどで、確認されると良いでしょう。
私は、一律のセットを組んでいません。
検診は大事ですが、会社でした検診と重なるものは必要ないですね。
普通に生活している方、海外渡航前の方、心配な状態の方、
人によって違いますから、必要な検査を落としてもいけません。
逆に、不要な検査をする必要もないと思っています。
検査内容を選択をする時に、医学的に適切なアドバイスをすることは、
私達の当然の義務だと思っています。
第一、もったいないですよね。